やる気が出ないときにはどうしたら良いのか
やらなきゃいけないことがあるのに、やる気が起きない。
ギリギリにならないと始められない。
最悪の場合、そのままやらない状態で踏み倒してしまう。そんなことはありませんか。
かくいう私も「いつかやる」常習犯でした。
「明日やろうはバカやろう」と「明日できることは、明日やろう」
どちらが正しいのだろう。その間で悩んだことあるでしょう。
そんな私の子供時代の夏休みの宿題は間違いなく、8月の終わりになってから。親に追い立てられてなんとか終わらせる。毎年そんな感じでした。
ですが、大人になって様々な人のアドバイスを受けて身に付けた、やる気が起きないときに始められるきっかけをお教えします。
1、まず始めてみる
実は、物事のほとんどが、やり出してみたら案外簡単だった。案外楽しかった。というものがほとんどです。
それでも苦痛で仕方がないという人は、この過去の記事をみてください。自分の捉え方のヒントになります。
というのも、初動にかけるエネルギーが全体のほとんどですので、動き出してしまえばあとは坂道を転がるボールのように完成に向けて進んでいきます。
むしろ一度始まると、途中で止めることに気持ち悪さを感じるほどです。ですから、この気持ち悪さを利用して、どうしても中断しなきゃいけない、休憩を取ろうという時には、キリよく終わらせるのではなく、中途半端なところで終わらせることをオススメします。
よく、「キリの良いところまで〜〜」なんて言いますが、中断するときの気持ち悪さが逆に、次にリスタートする原動力に変わります。
止めるときは気持ちの悪いところで。
また、もし難しい問題や課題にぶつかった場合は、たたき台を作るつもりでとりあえず何か作ってみる。
基本的には、0→1よりも、1→2の方が簡単です。生み出してみたら、一度時間を置いて、またフレッシュな頭で見返すと、今度はより良くしようと頭が働いてくれます。
最初から完璧を追い求めようとして、作業が始められず、結果的に時間切れ。アウトプットはなしか、時間ギリギリになって出したチョロンしかない。そんなことになってしまいます。
2、環境を変えてみる
すぐに始められない、どうしても気が散ってしまう。という人は、無理やりにでも環境を変えてみてください。
職場・自分の部屋・塾や予備校、図書館の自習室・カフェ・ファミレスなどいつもと違う場所でやってみると気持ちが切り替わります。
普段と同じだから、普段と同じ行動になってしまい、新しい行動が取れない場合があります。
環境やタイミングを自分で用意して、やらざるを得ない状況を作り出してしまうことで習慣化していくことも有効です。
0 習慣化する
そもそも、やりたい・やりたくないの話の前に、やらなければいけない状況を作る。無意識のうちにやっている。あるいはやりたくないという感情を挟ませない。そんな感覚でしょうか。
習慣化することで、自分の意識とは別に行動をすることができます。ラグビーの元日本代表 五郎丸選手がやっていたルーティーンも同じ理論ですね。
自分は朝に英語の練習をすることを毎日30分の習慣にしています。帰ってきてから、英語の勉強をやろうと思っても、毎日時間を作るのは本当に骨が折れますし、相当の意志の強さが必要になります。
ですが、習慣化さえできれば、何も深く考えることなしに継続させることができます。
塵も積もれば山となる。一度に大量の時間は勉強できませんが、1日少しずつの積み重ねが膨大な量を生むことになるのです。
3 時間を測ってみる
さらにすぐに始められない人へのヒントは、時間を測ってみることをオススメします。
自分で自分自身に、より極端な締め切りを作って、カウントダウンしていく感じですね。
「〇〇の課題を15分で終わらせる」や「〇〇時までは必ず続けなければいけない」など、ゲームのように自分にルールを作ることがポイントです。
ゲーム性を取り入れるだけで、取り組むこと自体、ちょっと面白くなりますよね。
4 誰かにやることを宣言する
これも自分で自分自身に追い込みをかけるやり方です。
やらなければいけないことの締め切りを自分で設定して、やることを宣言します。
大勢の前でもいいですし、2人きりでの宣言でも構いません。言った後は有言実行しようと頑張ります。
ポイントは、仲の良い優しい人に宣言するのではなく、上司や後輩、あまり仲の良くない人に宣言することです。あまり仲が良いと、「できなくても許してくれるかな」と言ったそばから甘えが生じます。甘えるのではなく、約束を守ろうとする力を利用するので、そこは自分に厳しくする必要があります。
全てのやり方をやってみたけど、始められない。長続きしない。そんな自分はダメなやつなんじゃないか。
そうやって考えて自分を責めないようにしてください。
「頑張ろうとしない自分は責めるべきだけど、頑張れない自分は責めるべきじゃない」
これは頑張ろうとしても頑張れなかったときに、人からいただいて私自身とても救われた格言です。
どんなにハックを使って、やる気を出そうとしても体調や自分の調子からうまくいかない時もあります。そんなときは美味しいものを食べて、よく寝てください。
必ず元気になって、また頑張ろうとする気持ちが湧いてきます。
どの考え方にせよ、自分が無理なく始められるやり方がいちばんです。どうすれば自分を納得させられるのか、いろいろ試す中で、自問自答をすることで、自分が納得して気持ちよく始められる方法を見つけられるといいですね。