飲み会の幹事誰がやるんだっけ問題

皆さんの職場では誰が飲み会の幹事をやっていますか?

 

筆者は、社会人経験8年目の30才ですが、自分が社会人なりたての頃は率先して自分がやっていたなあと思うのです。ところが、最近職場で「誰も飲み会をやりたくないのだから、幹事もやる必要がない」「やりたい人が幹事やればいいんですよ」という後輩が出現しました。

 

確かにこのブログに取り上げられているように

 

grace-colony.com

飲み会で行ったところでお金と時間の無駄。何もいいことがなかった、、そんな感じでしょう。

それも若手の仕事だ!なんて昭和な感覚は古いのかもしれません。(平成生まれですが)

しかし、幹事をやることで、やった本人にも、職場の人たちに対しても必ずポジティブな面はあると思います。

まあかく言う私もできるのであれば職場の飲み会にはいきたくない派の人間ですが。笑

 

会社の飲み会の何が問題何でしょうか。

 

問題点

・人づきあいがめんどくさい。

 お酌に回ったり、空いているグラスや注文のことを気にかけたり、何かとめんどくさいことのオンパレードです。「気を抜いてリラックス=仕事できない」と見られてしまうほど、気配りしていないといけません。

・お金がかかる。時間がかかる。

 せっかく稼いだお金を稼いだ人たちで使っているのはもったいない、無駄だと言う考え。趣味も時間の使い方も多様ですから、飲み会一つに絞るのが難しい。初めから終わりまでいなきゃいけないと言う自由の拘束もあります。

・上司を立てなくてはいけない。

 どんなに話がつまらなくても聞き役に徹し、隣に座った上司や関係の人の話を聞かなければなりません。

・お酒が苦手。体に悪い食事。

 アルコールが苦手な人にとっては、ソフトドリンクが一番美味しい飲み物なのに、わざわざ高いお金を払って、アルコールを摂取するんですね。また、日中一生懸命に糖質制限、塩分制限しているのに出てくる唐揚げやフライドポテトなどの宴会食事。

 

あげただけでも飲み会にいくのが億劫になりますね。

しかし、メリットはどんなものがあるでしょう。

メリット

・コネクションができる。

 飲むいちばんの意味はここにあるかもしれません。アルコールを入れることで、ある程度ガードを下げて、本音に近い会話をしやすくなります。そういった中で交わされたやり取りは建前ではないので、相手の人となりがわかりやすいです。また、単純に形式を重んじる年配の方は、いつも「出席」していると言うだけで、いい印象を残しやすくなり、その人の名前が出やすくなります。

・宴会での立ち振る舞いを身につけて、コミュニケーション能力を鍛えられる。

 幹事としての宴会での会の進行、恥を気にしない宴会芸、いる人の心地よさを考えた気配り。こういったことは普段の生活以上に同じ卓を囲んだ中でこそ、発揮されますし、鍛えられるものです。ここで鍛えられたものが、合コンやデート、それ以外の仕事の商談や会合に生かされるのは必至です。

(・食事やお酒は自分で緩和)

 アルコールが苦手な人は、体質的なものなので、仕方がないと思います。初めに一杯だけ合わせて飲んだり、それも難しい場合はソフトドリンクで。揚げ物の誘惑もすごいですが、枝豆やおしんこ盛り合わせなど、体に良さそうなもので緩和します。

 

と言うことで、メリットもないわけじゃありません。

ですが、宴会大好き。後輩連れ回しの上司の方々は、こんなことを思っている後輩のこともわかってほしいし、その考え方に歩み寄ってほしいのです。

 

 

幹事の話をしていたら、会社の飲み会の話になってしまいました。

幹事の話に戻ると、結局若手にやってほしいと言うのが私の考えです。

最終的に昭和の思考かい!と言う訳ではなくて、幹事を若手がやることに上にあげた以上の大きな意味があると思っています。

もちろん、社会人としてのスキル向上にも大きく寄与します。たくさんの年上の前で粗相なく会を回すのは大変なことでしょう。それ以上に、宴会で頑張っている姿は、たとえ失敗したとしても、「頑張っている若手像」を見てもらえて、良い印象を植え付けるには格好の場だと思うのです。

なんなら、ここで頑張っていることで、本業のミスも多目に見てもらえると思うし、職場の中心になれると思っています。そんな美味しいチャンスが転がっているのに、取ろうとしない。サッカーで、ゴール前。あとは足を振り抜くだけなのに、「変な方向に転がってったらどうしよう」「そもそも蹴る必要は?」とか言い出して、ゴールを決めない新人選手はもったいないし、使い勝手悪すぎると言いたいのです。今なら、ゴールを決めれば一躍ヒーローだし、決められなくてもお笑いになるのに、もったいない若手が多いなあと感じて熱くなってしまいました。

 

皆さんの目の前に、ゴール前のボール転がってませんか?