好きなタイプは?と聞かれたら。
合コン、初デート、定番の質問といえば、
「出身地どこ?」「住んでいるところは?」「職場は?」
そして、「休日の過ごし方は?」
さらにお酒が進むと、「似ている芸能人」
「好きなタイプは?」
「直近で付き合ってたのはいつ?」「どうして別れたの?」
と聞かれると相場が決まっています。
緊張して会話が進まない方は、これをメモして実践してみてください。笑
今回はその中でも「好きなタイプは?」と聞かれたら、なんと答えるのか考えてみたいと思います。
よくあるのが「優しい人」等、ぼんやりとした性格をいうパターン。
確かに「優しい人」は重要項目ではありますが、印象として残らずありきたりな回答として記憶に残りません。
あるいは「イケメン」「高身長」「美人」「巨乳」等、好みの外見をストレートに伝えるパターン。人やコミュニティ、関係性によっては素直に裏表ない本当のことを伝えていると評価されることもありますが、そこに客観的にみて顔が整っていない人や低身長、ペチャ等、反対項目の特徴に当てはまる方がいると、その発言は嫌味になり、一気に場が冷えるのでご注意を。
ではなんと答えれば良いのか。
私が出した答えは、今まで自分が会ったカップルや夫婦、惹かれた人の特徴を具体的に言語化する。特徴を言語化できなければ、自分が「いいなあ」と思ったシチュエーションだけでも説明することが非常に有効です。
・こんなカップルのこんな様子が素敵だった
・こんな人のこんな行動にキュンとした
等、特徴を具体的に言語化できていない人でも、何度か話しているうちに必ずその場の誰かが「◯◯◯な人ってことね」と言葉にしてくれると思います。
より具体的に話しますと、
筆者の好きなタイプは「かさこじぞう」のおばあさん
筆者が好きなタイプの女性は「かさこじぞう」のおばあさんです。
ふざけてると思われますが、大真面目です。きになる方は原文「かさこじぞう」をぜひお読みください。大まかに言いますと、貧乏なおじいさんとおばあさんがなんとか菅笠を編んで、その売上金で大晦日の食べ物を買うため、おじいさんひとり街に売りに出るんですね。
しかし、菅笠は売れず、しかも唯一の商品である売れ残った菅笠を雪の積もった帰り道のお地蔵さんに被せてくるわけです。なんならひとつ足りなかったから、自分の手ぬぐいも被せて。信心深いというか、世の奥様なら「ひとつも売ってこれずに、しかもそれを被せて置いてきた!?無能め!」なんて思わないかもしれませんが、今のご時世なら言われかねないそんなことを思っていました。だって貧乏な二人の家にある唯一の売り物で、それが売れなきゃ大晦日のご馳走も何も食べるものがないんですからね?
そんなこんなで帰ってきたおじいさんに対して、家で待っていたおばあさんが放った言葉が深イイのです。
「それはええ。それはええ。良いことしなすった。」
「惚れてまうやろー」
そして、漬物を噛んでお湯を飲み、二人はないお餅を思い浮かべて、杵と臼をつく真似をして楽しんで眠るのです。そこへ、ずっさんずっさんやってくるのがご馳走を持ったお地蔵さんがやってくる。。。というのがかさこじぞうのあらすじです。
みなさんおばあさんの素晴らしさ、凄さ伝わりましたか?
失敗を許してくれる寛容さ。心の広さ。それもあるかもしれません。
ただそれ以上に特筆すべきは、このおじいさんとおばあさんは、菅笠が売れようと売れなかろうと、ご馳走があろうとなかろうと、喜んで楽しんでいたということです。
商品が売れて、ご馳走が手に入ったら、大抵の奥様は喜ぶでしょう。ですが、手に入らなかったらどうでしょう。ほとんどの人が悲しみ、旦那の努力不足に怒り出すかもしれません。
しかし、かさこじぞうのおばあさんには、どちらにせよ楽しめる心、楽しもうとする心があるのです。こんな人が彼女や奥さんだったら、旦那さんのQOL上がるでしょうね。
成功も失敗も関係なく、頑張りを認めて、楽しんでくれる人がそばにいる。
そんな人がタイプですと伝えたいのです。
そんなことを考えるきっかけになった実在のカップルがいるのですが、その話はまた今度。
また、私がタイプで言ったように、誰もが知っている人やキャラクター、ドラマ、お話など話をするとより印象的でしょう。
具体例→特徴を言語化→エッセンスを抽象化→キャラや物語に再現
ただ、用意しすぎて、語りモードに入ると気持ち悪がられるので、周りの引き具合を確認しながら話してね。笑
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